最近観てよかった映画『ナイト・クローラー(Nightcrawler)』(2014)
これまである程度まとめて書いていたオススメの映画紹介記事ですが
・記事が長くなって最後まで読むと時間がかかる
・飽きる
・書く方も記事が長くならないように言いたいことを多少削ってる
・飽きる
・観てから時間がたっている映画の内容忘れてたりする
という感じでデメリットが多いので細切れにして、いいな~と思った作品はすぐ記事にしていくスタイルでやっていこうと思います。
そんな新体制第一弾は”ボストンストロング”等のジェイク・ギレンホール主演、2014年アカデミー脚本賞ノミネートの作品『ナイト・クローラー』です。
※部分的にネタバレを含みます 。
※この映画はフィクションです。
ナイトクローラー=事故や犯罪映像専門のパパラッチ
ナイトクローラーとはなんぞや。と普通なるはずなので補足です。
ナイトクローラーとは、
夜の街で事件や事故現場の生々しく刺激的な映像を撮影し、テレビ局に売り込むパパラッチのことだそうで。
実際に活動している方々のことは分かりませんが、この映画で出てくるナイトクローラーたちは皆かなり倫理的思考が欠けている様に描かれています。
撮らないと食えないから仕方ないだろ的な。
感想
そんなナイトクローラーの中でもジェイク・ギレンホール演じる主人公のルーの非人道的さは頭一つ抜けて狂ってて、
文字通り「いい画を撮るためには手段を選ばない」行動で警察にも目を付けられる始末。
なぜそこまでこだわるのか。
もちろん”仕事だから”ということもあるでしょうが、この作品中ではルーが自分のことを語るときにこんなセリフが何度も出てきます。
「私は勤勉で、志高く、粘り強い人間です。」
映画全体を通して、このセリフが肝なんじゃないかと感じました。
健全な方がこの作品を観ると「なぜそこまでできるのか、、、」と幾度もルーの非情さに頭を抱えることになると思いますが、このセリフがすべての説明になります。
完璧主義者なのでしょう。
自分の望む結果を求めるあまり、その他の大事なことが見えていない。
自分も完璧主義的なところがあるので、教訓的に感じた作品でした。