クラファン発のイヤフォン。『INAIR m360』は耳掃除イヤフォンだった。
どうも、イヤフォン沼にハマった男たらこです。
JVCのFX850というイヤフォンのおかげで沼から一度脱出したもののまた戻ってきました。
今回はインイヤースピーカーと銘打たれた一風変わったイヤフォンを買ってみました。
こちらは購入後一週間ほど使用してみた感想の記事となっております。
どんなイヤフォンなん?
詳しいスペックや技術的要素はHPやe-earphoneさんの製品ページなどご覧ください。
簡単にいうと、ドライバーと呼ばれる音を出す部品がより鼓膜に近い位置かつ、全方位に対して鳴るのでスピーカーのような音の鳴り方をするというイヤフォンです。
もっと簡単にいうと、いままでのイヤフォンとちょっと違う構造したイヤフォン。
最上級に簡単にいうと、結局イヤフォンです。
実はこちらの製品クラウドファンディング発で、支援総額はなんと目標金額の3800%という驚異的数字を出してるんですね。
かなり話題になったので、ご存知の方も多いと思います。
で、どうなん?
オーディオマニアの方や、専門店のスタッフの方々が詳しいレビューをしてくださっているので、ぼくはイヤフォンを評価するうえで大事な音質とこの製品のウリのひとつである装着感に限って述べたいと思います。
【音質】
色んなところでも言われてますが、低音に関してはぼくも”弱い”と思いました。
ブーミーなドンドコではなく、完全にタイトめ・引き締まっている系の低音です。
中高音に関しては見た目通りで抜けがいいです。が、こちらも少し弱い気がしました。
(あくまで比較してですが)高音が伸びていくのではなく、聞こえなくなるタイミングが早いと感じます。
ただ、ボーカルには強いです。抜けのよさが際立ちます。
音質のみの評価からだとこの製品の10000円前半の価格帯ではなく5000円前後の価格帯程度だと感じました。
【装着感】
続いて、この製品のウリのひとつでもある装着感について。
このイヤフォン装着の仕方がちょっと変わっていて
こんな感じで装着しないと、本来の実力を発揮できないです。
ですが、この状態で数十分つけていると馴染んできて
本体の軽さも相まって
つけていることを忘れるまではいかないにしても
つけてることが全く気にならないくらいにはなります。
※ぼくの感想です。
装着感の総評としては
開放型ならではの閉塞感のない軽やかな着け心地で、かなりイイです。
肝心の「スピーカーのような音」について
ぼくは同じくスピーカーの様な音を鳴らすB&WのP7というヘッドフォン(実勢価格40000円程度)を持っているのですが、確かに同じような音に聞こえます。
こちらはイヤフォンなので音場も広い訳ではないですが、価格差を考えれば「スピーカーのような音」としては合格点だと思います。
意外なところメリットが。
スピーカーの様な音、軽快な装着感、とこのイヤフォンに対して感じたことを書いてきましたが、実はもう一つメリットがあります。それは…
耳垢をとって綺麗にしてくれる!!!!
いや、公式では発表されてないのですが、おそらく意識されているのでしょう、耳掃除をさぼりがちな面倒くさがり屋さんでも、このイヤフォンで音楽を楽しんでいるだけで自然とスポンジが耳垢を絡めとってくれます。
とれた後はスポンジについた耳垢をかるく掃うだけ。
耳垢が取りはらわれることで音楽もよりクリアに聞こえるようになる。
実に合理的です。
ということで、タイトルにもある通り『inair m360』のぼくの中での位置づけは、インイヤースピーカー兼耳掃除イヤフォンになりました。
ではではっ。